fc2ブログ

ponanzaの超早逃げ

100局を指し終えて引退を宣言したponanzaですが、昨日は30分60秒の将棋を指していました。長い持ち時間の将棋を指してみたかったのでしょうか。

図は▲55歩まで

後手がponanza。とりあえず△66角とでも置いておくのかなと思って見ていると次の一手は△13玉!

△図は13玉まで

実戦は△13玉以下▲16歩△66角...と進みました。単に△66角と打つのと本譜の展開ではどちらが得しているのか自分ごときにはわかりませんが、とにかく印象に残る早逃げでした。個人的にはこの一手を超早逃げと呼ぶことにしました(笑)。実戦は以下ponanzaの勝ち。

投票お願いします♪
スポンサーサイト



ponanzaその後その2

ponanzaはその後3211点まで点数を伸ばし、参考記録ながら倶楽部24の最高レーティングを塗り替えました。成績は82勝5敗。

さっき見ていた将棋の勝ち方がすごかったので紹介します。先手がponanzaです。

図は△8九銀まで

ここから▲75香△74歩▲同香△73歩▲79金△98歩▲69金打!△39龍▲68飛△99歩成▲53馬!

図は▲53馬まで

強い受け。恐れない指しまわし。最後の▲53馬は、激痛の▲62歩成を見せつつ、ちゃっかり玉頭をケアしている憎い手ですね。

投票お願いします♪

ponanzaその後

ponanza はその後も勝ち続けて3172点まで点数を伸ばしました。成績は62勝2敗です。
昨日は深夜になり相手が居なくなったので指すのをやめたようですが、最高レーティング更新が懸かるであろう次の数局は緊張しますね。いや、ソフトは緊張しないでしょうけど(笑)なお、24における最高レーティングは Screen Hero さんの3178点です。

昨日の記事に関して、△47歩は詰めろでは?とのご指摘を桂花さんより頂きました。うちの柿木先生ではまだ△48歩成▲同金の変化が確認できていません・・・。

投票お願いします♪

閃け!棋士に挑むコンピュータ

こんにちは。最近は「就活なう」って感じです(?)。まだまだ先は長い。

「閃け!棋士に挑むコンピュータ」という本を研究室の先輩からもらいました。まだちょこっとしか読んでないのですが、あから対清水市代プロの対局についての話題が中心。コンピュータ将棋界において近年大流行している、「機械学習」的手法、および「合議」について知りたい方にはオススメといえる内容になっているようです。

なんと我らがSTR(Q大で作っているコンピュータ将棋ソフト)についてちょこっとだけ記述があります!

『金沢でのコンピュータ・オリンピアードの将棋部門に「STR」という新しいソフトが参加していた。ソフトを開発したのは、(中略)。後輩に、詰め将棋作家がいたのがきっかけだったという。』



あれ、きっかけを作ってる^^;。「カーネル+SVM」という、評価関数のパラメータ学習に対する我々の研究アプローチについても詳細に説明されていて驚きました。
ところで

STRが目指しているのは、ルールを含めて「人間が将棋の知識を教えずに学習する」コンピュータ将棋ソフトだ


というのは本当なのかなあ。

投票お願いします♪

GPW杯棋譜

GPW杯2010将棋大会の結果が公表されました。

http://www.computer-shogi.org/blog/wp-content/uploads/GPW10/Result.html

Bonanza対GPS将棋のねじり合いが凄まじいです。(215手!)これだけ切れ負けが強い人間が居たらイヤだなあ…。
とりあえず自分と(笑)Bonanzaの棋譜をチェックしてみました。面白そうなので今後他の棋譜にも目を通してみたいと思います!

今日はこれだけ。短コン殆ど解きましたよ( ̄ー ̄)

投票お願いします♪

GPW2010

GPW2010のGPW杯に人間として参加してきました。去年のKさんのリベンジです(笑)(GPW2009)。ルールは25分切れ負け。1日目が4局、2日目が5局という、(人間にとっては)非常にハードな日程でした。切れ負けを4局も5局も指すと疲れちゃうんですよね…。そういう意味ではコンピュータは疲れないからズルい。コンピュータも指すごとに演算能力が5%ずつ下がっていけばいいのに!

冗談はさておき、結果は2勝7敗でした。もう少し勝ちたかったのですが、ミスしたらほとんど挽回不可能なコンピュータが相手ということもあり、こんなものかな、という感じですね。

以下、幾つか印象に残った将棋を振り返ってみたいと思います。

1回戦 Bonanza戦
図は△46桂まで
△46桂が予想以上に厳しい一手。▲68金△77歩成▲同歩△同馬▲69飛△68馬▲同飛△79飛成▲69香と粘ってみましたが飛車交換後△38金と絡まれてしまい、これを振りほどくことができずに以下負け。ゆっくり着実に攻められたという印象でした。

2回戦 GPS将棋戦
図は△41飛まで
右玉側が自分。千日手模様にして切れ負けを狙っていました。この局面では消費時間にかなり差がついていたのでニヤニヤしていたのですが…。

▲65歩!△同歩▲75歩△同歩▲15歩!

あ、うるさいかも…。
図は▲15歩まで

以下はコンピュータ将棋の暴力と穴熊の暴力を同時に味わわせていただきました。。。時間切れ待ち(ひたすら待機)を狙うのであれば、▲46角には△42角と打ってしまったほうがよかったかもしれませんね。コンピュータらしい衝撃的な仕掛けでした。

8回戦 芝浦将棋戦
図は▲65歩まで
居飛車側が自分。ここでの指し手がわかりませんでした。本譜は△同歩▲同桂△67歩▲同飛△62飛とかるーく指してみたのですが、直後の▲56角が絶好で痺れてしまいました。(次図)
図は▲56角まで
いま見てみると、これくらい読めないかねーと思わなくもないのですが、実際にはこの日4局目だったし、見落としても仕方がないですよね…(言い訳)
この後も非常に手堅い指しまわしを見せつけられたのですが印象に残ったのは最後の決め方。
図は△23銀まで
恐怖心のないコンピュータであれば迷わず▲41竜…かと思いきや着手は▲34桂!いつからそんなに手堅くなっちゃったんですか…。以下は当然負け。

9回戦 奈良将棋戦
図は▲44角まで
振り穴側が自分。67桂と66桂が同時には受からず、振り穴ペースの中盤戦になっています。図は奈良将棋が▲44角と打ったところ。以下△67桂▲89金△69銀▲68金△59竜▲67金△78銀不成▲79桂△67銀成▲同桂△78香!で攻めが続く形に。
図は△78香まで
以下、奈良将棋は▲26角△69竜▲58銀!と勝負手を放ってきましたが、△同竜▲62成銀に△69竜と再度もぐって、▲71成銀が詰めろにならないので一手勝ちとなりました。

※なお、GPW杯の結果が詰将棋メモに早くもあがっています。(TETSUさんお疲れ様です)

投票お願いします♪

GPW2010に参加します!

こんばんは。
「煙詰創作メモ」がとりあえず完結しまして、すっかり書くことがなくなってしまった今日この頃でしたが、この度GPW2010に参加することになりました!自分は発表するわけではないのですが、研究室の先輩が発表するのでそれに同行するというかたちです。
もしネットが使える環境であれば、実況のようなものができればよいなと考えております。また、ナイトイベントの「GPW杯コンピュータ将棋大会2010」には自分も人間として参加する予定です。去年のKさんのリベンジのつもりなのですが、明らかに自分のほうがKさんより弱いという…。まぁ事前予約も完了しましたので精一杯頑張ります。

修論のテーマは(コンピュータ将棋以外の分野で)既に固まりつつあるのですが、コンピュータ将棋の分野で面白そうな研究テーマが見つかればそれにも手を出してみたいと考えているので、真面目に発表を聞いてきます(^O^)
ではでは。

投票お願いします♪

floodgateはじめました

先日FIT2010という学会がQ大で開催されました。自分は機械学習系のテーマで発表。理論的興味から着手してみたはいいが、具体的応用例が見つからないという不思議なテーマです。

それは別にどーでもいいのですが、プログラムのなかに将棋系の発表があったので聞いてきました。発表者は同じ修士1年生の方。発表後に色々話が聞けてよかったです。翌日にはその方を研究室に招いて何故か将棋を指したり詰将棋を解いてもらったり。やっぱりコンピュータ将棋の研究してる人は将棋やってた人間も多いんですね。

ちなみにその方は来年のコンピュータ将棋選手権参加を目標に開発をされているとのこと。既にfloodgateには参戦されているそうです。

ということで我らがSTRもfloodgateに参戦しようと思います!

まずは人間から!

※プログラムのfloodgate参戦予定は未定です。

投票お願いします♪
個人的なリンク



九州Gブログ
九州Gのブログが出来ました。会合の案内・報告などを行う予定です。

ミニ作品集
御笑覧ください→ ミニ作品集

やっくんのほーむぺーじ
掲示板

読書記録
2006年に読んだ本
2007年に読んだ本

おすすめ詰将棋作品集
ゆめまぼろし百番
ゆめまぼろし百番

駒場和男さんの作品集です。
短評を書かせていただきました。

最新の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
過去の記事
カテゴリー
リンク
ブログ検索
RSSリンクの表示