羽生善治の終盤術(1)
羽生善治の終盤術(1)を買ってきました。半分ほど解いて正解率はほぼ5割。やはり評判どおり難しいですね。タイトルと異なり中盤戦の問題も結構あるのですが、例えば下図で▲75歩と▲65歩どっちが有効か?という問題などとても参考になりました。

月間棋譜
将棋の棋書についてのおすすめによると、26年間続いた月間棋譜が終わってしまったそうです。正直なところ、まだ続いているとは思ってもいなかったのでびっくりしました。
「月間棋譜」は将棋世界や近代将棋に比べるとかなりマイナーな本なのですが、僕はなぜか10号だけ持っています。なぜ持っているかというと…記憶があいまいですが多分鹿児島の将棋センターで貰ったものだと思います。棋譜と注釈だけのシンプルな構成ですが、本に挟まっていた几帳面な字で書かれた手紙に感動してしまったのでここに引用します。
拝啓このたびは、ご入金頂きまして本当に嬉しく厚くお礼申し上げます。泡のように消えゆく記録を後々まで残し、それが会員皆様の参考となり、棋力向上へのお役に立ちたいというのが弊社の願いであり目的でございます。何分素人の手造り誌のため、皆様に満足願えないかも知りませんが今後一生懸命努力してよい誌作りにがん張りますので末永くお引き立ていただきますよう、心からお願い申し上げます。(後略)
紙面づくりに励む思いが伝わってくるようないい文章ですね。この本は大事に取っておくことにします。