シリコンバレー精神
読書再開。
そうじゃないんだ。アーリー・リタイアメントのゴールというのは、もっと純粋な資産形成の話なんだ。ある年齢、たとえば、X歳としようか。死ぬのは便宜的に七十八歳で計算するのが普通だけど、X歳までに作りあげた資産の運用だけで、X歳から死ぬまで全く働かなくても十分な収入が得られる状態。その状態をアーリー・リタイアメントのゴールというんだ。
シリコンバレーという地域では、ベンチャー・キャピタルという投資会社?から得たノーリスクの資金を元手に、有力ベンチャー企業が日々しのぎを削っています。
しかしよく考えてみると、この時点で日本とは随分「ベンチャー企業」の形態が違うなあと感じます。日本でベンチャー企業を興そうと思ったら、銀行に借りるのが普通なんでしょうが、これって早くも後戻りできない状態になるわけですよね。
それに比べて、シリコンバレーのベンチャー企業には「Nothing to lose!」という楽天的な空気が流れているようです。
そんな中で、もしも自分が立ち上げたベンチャーが軌道に乗ったならば、会社を興した人間は莫大な利益を得ることになります。冒頭に引用した「アーリー・リタイアメントのゴール」を40代で迎えることも不可能ではないわけです。
読んでいて魅力的な話ばかりですが、冷静に読んでみると登場する人間はいずれも超エリート。莫大な利益の影には、それ相応の挫折があるはずです。シリコンバレーのルール即ち能力至上主義。
明日から3泊4日で工場見学旅行にいってきます。オールドエコノミーってやつですか。プレ短コンの解答は…帰ってきてからで間に合いますね。9割方解けたんですが残りは盤出さないと駄目かも…。