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詰パラ届く

将棋ソフトを作るための練習として、どうぶつしょうぎを指すプログラムでも作ったらどうか?とか考えてるんですが、時間がもったいないですかね?最近そんなことを考えています。こんにちは。

詰パラ6月号が届きました。とりあえず九G結果稿をみる。評点の表を見てビックリ。あやっぺさんが書かれている通り、こんなに無評価が多いのは記録かもしれません。結果稿を担当されたあやっぺさんお疲れ様でした。
あやっぺさんといえば、現在第5回さざんか詰め将棋大会が開催されています。締め切りが学名直前ということもあり、自分は作品を出すことができませんでしたので、解答で盛り上げていこうと思います。

ところで明日はTOEIC。前日ぐらいは勉強しようと思って部活を休んだのですが、気が付けば24開いてます。…なんのために部活休んだのかわからん。来週からはちゃんと部活に行きます。

そういえば、学名の将棋、22飛に代えて64金打ならわかりやすく先手が勝っているようです。これぞ穴熊流という感じの手ですねえ。金3枚と銀3枚では金のほうが強い?(笑)

▲64金打

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学生名人戦

あんまり、思い出したくないのですが…(笑)

図は▲64銀まで

戦形は四間飛車対居飛車穴熊。自分らしい無理っぽい仕掛けで不利になるも、こちらは穴熊。61の銀を龍で取って、△同銀に▲64銀と絡んだ上図ではかなり難しくなっています。
ここから仮に△72金打▲73銀△同金▲64金△72銀打▲73金△同銀▲64銀△72金▲73銀△同金▲64銀と進めば再び上図に戻ります。つまり千日手。
おそらく振り飛車側としてはこの千日手は避けづらいので、とりあえずこの順を千日手になる直前まで繰り返してから、寄せに行くかどうかを判断するべきだったのかもしれません。
実戦は、図から△72金打▲73銀成△同金▲64金△72銀打▲75桂(下図)とムリヤリ寄せを目指したのですが…

図は▲75桂まで

△同歩▲74歩△同金▲同金△81桂▲73歩△同桂▲63金打?△62銀打

ここから先は悪手の連続です(>_<)。▲63金打のところ、▲83金打△同銀▲同金△同玉▲74銀△同玉▲64飛△83玉▲74金でハッキリと勝ちでした。以下、△93玉なら▲84金~▲61飛成。△82玉も▲61飛成△72銀に▲62龍が好手で寄せきれます。

勝ち筋を逃した△62銀打の局面でもまだ難しかったようですが、ここで▲22飛という超弩級の悪手を指してしまい、将棋が一瞬で終わってしまいました。当然…

△44角(次図)

図は△44角まで

これが詰めろ逃れの詰めろで痺れました。
上図では、44に角を打たれないよう▲42飛とでも打っておくべきでした。▲42飛に対してもなお△44角と打つ鬼手が成立するかもしれませんが…。どうでしょうか。73でバラして▲44飛成と角を取ったが詰めろっぽい気がしますが、実際に考えてみると容易ではありません。▲42飛に△44角と打たれて負けたらショックだなあ(笑)

上図からは、▲73金寄△同銀左▲83金打△71玉▲72金△同銀▲同飛成△同玉▲64桂△82玉(下図)と進みました。

図は△82玉まで

▲64桂は最後のお願い。もし△同銀▲63銀△61玉と応じれば、以下44の角を抜いて少しは可能性が見えてきます(角を抜いたあと、歩と金のどちらで64の銀を取っても詰めろにならないので、厳密には負け)。しかし実戦は△82玉と寄られて万事休す。以下数手で投了しました。

自分の寄せの拙さをつくづく感じた将棋でした。詰ませるのは割と得意ですが、寄せるのは本当に苦手です。全国大会ではこういうパターン(寄せを誤って焦って自爆)で負けることが非常に多く、今後の課題といえそうです。って、王座戦の総括でも似たようなことを書いた気がするな…。

今後は、8月の全国大会(名称は何になるんだろう?)に向けて努力します。

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シリコンバレーから将棋を観る

今月は、前回記事に書いたように「運命の人」を買ったばかりなのですが、この本が話題になっているのでこの「シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代あまなつAdhover シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代」も買ってしまいました。
本書は、「ウェブ進化論」で有名な梅田望夫さんが語る・・・なんだろう。一言で表現するのは難しいですが、「棋士ってこんなに個性豊かで、将棋というのは棋力が高くなくても楽しめるんだ、というより楽しめるような環境を作らなければダメなんだ・・・」という話といえばいいでしょうか。そして、羽生さんとの対談。ウェブ観戦記も収録されています。
ウェブ観戦記はリアルタイムで読んだので、もう一度読み直しという感じでしたが楽しめました。ウェブで読めるとはいえ、本という媒体であると何故か安心しますね。

羽生さんの「ねじりあい」という言葉が印象に残ったのでメモ。

羽生 でも、将棋にはそれだけじゃない、ねじる、ねじりあいになる、ということがあるんです。さきほども話にでてきたような、複雑さとか、わけのわからなさに対して、ねじりあって、その場で対応することが大事になってくる。(P243)

佐藤 (略)やっぱり突き捨てられないと局面が単純化して負ける、と踏んだんでしょうかね。わかりやすく大味な展開になりやすいと。突き捨てたら、もう、しばらく受けに専念して勝つという展開にはなりません。どう味付けして複雑化させるか、というとこじゃないですかね。羽生さんは、あんまりいいと思ってる感じもしないです。(P196)

佐藤さんの言葉も引用したのは、羽生さんのいう「ねじりあい」というのは勝負のテクニックとしての「局面の複雑化」とは違うなーと思ったから。羽生さんはきっと、勝負師としてではなく研究者として、均衡の取れていてかつ可能性の広い漠然とした将棋を考えるのが大好きなんでしょうね。次のやりとりは面白かったです。
羽生 いや……やっぱりその、いかに曖昧さに耐えられるか、ということだと思っているんですよ。曖昧模糊さ、いい加減さを前に、どれだけ普通でいられるか、ということだと思うんです。
梅田 「とにかく早く簡単にしてくれ!」とは思わない、ということですか。そう思うと、負けちゃう。逆に、こんなに楽しい、わからなくて曖昧なものを、永遠に考え続けていたい!と思うような人が勝つ、ということですか?
羽生 そうですね、いや、ははは、そこまで言っていいかどうか(笑)。でも、そういうくらいの心構えでやっていたほうがいい、ということはあるでしょうね。(P245)

コンピュータ将棋が「ねじりあい」をやりだしたら面白いだろうなあ。

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運命の人

最近2300点に戻れなくなってきました(>_<)
学生名人戦に向けて持ち時間の長い将棋を練習したいなあ…。

読んだ本の話でも久しぶりに。山崎豊子氏の新刊が出たというので、さっそく1・2巻を買ってきました。やっぱり山崎作品は面白いです。早く3・4巻が読みたいなあ。そういえば「不毛地帯」が唐沢寿明主演でドラマ化されるらしいですよ!これは楽しみだ。

どうでもいいですが、いまふもうちたいって入力して変換キーを押したら「歩も打ちたい」って出てきました…。違います(笑)



将棋ソフト開発は、モンテカルロ法でやってみようという話になりつつありますが、細かいことはまだ全く未定です。プロジェクト名すら未定です。

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詰パラ5月号など

詰パラのことを今月は書いていませんでした。詰パラ5月号を読んだのですが、大学院の結果稿を見て驚きました。またも自作の評点が3点満点とは!驚きました。入選作35を更新しておきました。

話は変わりますが、入選作18の図面が間違っていました。37の駒は正しくは龍なのに、飛車になっていました。間違いが発覚したきっかけは、倶楽部24でこの作品を出題して戴いた際に余詰指摘がきたため。どうもご迷惑をおかけしました。先程修正しました。

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九州学生将棋大会

団体戦は5戦全勝で優勝。去年のリベンジを果しました。内容はイマイチでしたが、個人成績もどうにか5連勝でした。団体戦の詳細については、後日将棋部HPを更新しますのでそちらをご覧下さい。

一方の個人戦ですが、今年は幸運が重なりなんと優勝することができました!決勝戦の将棋がいちばん良い内容だったので、今日はこの将棋を振り返ってみます。

△26歩まで

戦形の駆け引きがあり、変わった序盤となった本局。早めに突かれた端歩を咎めるべく中央から動いて上図。▲同飛△23歩は王手飛車の筋があって自信がないので、▲33歩△同桂▲34歩△同銀▲44角とムリヤリ手を作ってみました。これに対して△43金▲33角成の展開もかなり難しかったと思うのですが、実戦は▲44角以下、△55角▲同角△同銀▲58飛△44角▲16角と進みました。

▲16角まで

34銀と61金を睨んだこの角打ちは、2筋に歩が利かないこともあり、なかなかの手だったようです。以下△25銀▲33銀生△16銀▲44銀生△同銀▲16歩と進み、桂得に成功。しかしその瞬間△46歩▲同歩△47角と打たれてまだ難しい形勢です。


△47角まで

▲28飛のような手だと△36角成ぐらいで難しそうなので、▲45歩と突いてみました。▲44桂が入ればどうにかなりそうな形です。

▲54歩まで

しばらく進んで図。44に打った桂馬は角を打ち込んだタイミングで取られ、駒の損得がなくなってしまいましたが、ここで▲54歩と打てて攻めが繋がりそうだと感じました。△同歩ならば▲44角成で金のない後手は受けに窮します。しかし後手も△56飛▲69玉△54飛と粘って容易に土俵を割りません。

△31桂まで

さらにしばらく進んで上図。こちらが明快な寄せ筋を逃したために、頑強に抵抗されて図では難しい形勢になってしまっています。ここで▲15歩△23銀▲58金△24歩▲42成銀△同金右▲36馬…と進んだのですが、そこで打った△53銀があまり良くなかったようで、▲61飛以下再びこちらがペースを掴んだように感じました。感想戦では、▲36馬の局面で△33金を検討したのですが、これならば難しい将棋がまだまだ続いていたと思われます。


▲43歩成まで

△53銀以下しばらく進んだところ。自陣にはまったく脅威がないので、着実に攻めればよいという状況になっています。ここで▲43歩成と成り捨てたのが軽手で、以下△同桂▲52銀△31金▲63銀成△41歩▲45馬以下後手玉を寄せきることができました。

学生名人戦は1勝を目指して頑張ります。

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ゆめまぼろし百番

駒場和男さんの作品集です。
短評を書かせていただきました。

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