GPW2010のGPW杯に
人間として参加してきました。去年のKさんのリベンジです(笑)(
GPW2009)。ルールは25分切れ負け。1日目が4局、2日目が5局という、(人間にとっては)非常にハードな日程でした。切れ負けを4局も5局も指すと疲れちゃうんですよね…。そういう意味ではコンピュータは疲れないからズルい。コンピュータも指すごとに演算能力が5%ずつ下がっていけばいいのに!
冗談はさておき、結果は2勝7敗でした。もう少し勝ちたかったのですが、ミスしたらほとんど挽回不可能なコンピュータが相手ということもあり、こんなものかな、という感じですね。
以下、幾つか印象に残った将棋を振り返ってみたいと思います。
1回戦 Bonanza戦
△46桂が予想以上に厳しい一手。▲68金△77歩成▲同歩△同馬▲69飛△68馬▲同飛△79飛成▲69香と粘ってみましたが飛車交換後△38金と絡まれてしまい、これを振りほどくことができずに以下負け。ゆっくり着実に攻められたという印象でした。
2回戦 GPS将棋戦
右玉側が自分。千日手模様にして切れ負けを狙っていました。この局面では消費時間にかなり差がついていたのでニヤニヤしていたのですが…。
▲65歩!△同歩▲75歩△同歩
▲15歩!あ、うるさいかも…。

以下はコンピュータ将棋の暴力と穴熊の暴力を同時に味わわせていただきました。。。時間切れ待ち(ひたすら待機)を狙うのであれば、▲46角には△42角と打ってしまったほうがよかったかもしれませんね。コンピュータらしい衝撃的な仕掛けでした。
8回戦 芝浦将棋戦
居飛車側が自分。ここでの指し手がわかりませんでした。本譜は△同歩▲同桂△67歩▲同飛△62飛とかるーく指してみたのですが、直後の▲56角が絶好で痺れてしまいました。(次図)

いま見てみると、これくらい読めないかねーと思わなくもないのですが、実際にはこの日4局目だったし、見落としても仕方がないですよね…(言い訳)
この後も非常に手堅い指しまわしを見せつけられたのですが印象に残ったのは最後の決め方。

恐怖心のないコンピュータであれば迷わず▲41竜…かと思いきや着手は
▲34桂!いつからそんなに手堅くなっちゃったんですか…。以下は当然負け。
9回戦 奈良将棋戦
振り穴側が自分。67桂と66桂が同時には受からず、振り穴ペースの中盤戦になっています。図は奈良将棋が▲44角と打ったところ。以下△67桂▲89金△69銀▲68金△59竜▲67金△78銀不成▲79桂△67銀成▲同桂△78香!で攻めが続く形に。

以下、奈良将棋は▲26角△69竜
▲58銀!と勝負手を放ってきましたが、△同竜▲62成銀に△69竜と再度もぐって、▲71成銀が詰めろにならないので一手勝ちとなりました。
※なお、GPW杯の結果が
詰将棋メモに早くもあがっています。(TETSUさんお疲れ様です)
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