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「黄金三角」余詰手順

※時間が取れて早めに完成しましたので公開します。

現在自分が担当をしている詰将棋パラダイスの大学院。その大学院で初めて余詰を出してしまったという話をします。
余詰が発覚したのは詰パラ2013年10月号掲載の作品。作者は摩利支天氏と馬詰恒司氏で「黄金三角」という作品名が付けられています。作品を一言で説明すると、全駒の初形から駒が消えてゆき最後は四金詰となるという作品です。下記に初形と詰め上がり図を掲載します。

「黄金三角」初形
「黄金三角」詰め上がり図

本作、作意手順を解答した方に関してはオールA評価だったのですが、本作には余詰がありました。手順の概要は誌面(詰将棋パラダイス1月号)に記載した通りですが、非常に複雑な手順のため本ブログにて詳細を書くことにしました。余詰で悩まれた解答者の方はご参照ください。検討不足をお詫び申し上げます。また、解答者以外の方につきましても、詰将棋検討の難しさを、そして、余詰の恐ろしさを感じて頂ければと思います。
※なお、本原稿は岡村孝雄さんに検証頂いた結果をもとに作成しています。詳細な棋譜ファイルを送っていただきありがとうございました。

なお作者より修正案が示されています。変わったのは1箇所のみ。93の成銀が94になっています。
「黄金三角」修正図

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さよなら2013年

詰将棋

創作
今年の入選は下図の1作のみ。
掲載されてから変同に気付くあたりひどいですね。


将棋世界 2013年7月号 15手詰

来年も1作は入選すると思うので、ようやく入選回数の合計が50に到達しそうです。

大学院担当
今年の下期から詰パラ大学院の担当を始めました。投稿作の中にはソフトでもなかなか解けないような難解作が多く、検討に非常に苦労しております。数名の方に検討を手伝って頂いており、この場を借りて御礼申し上げます。そのような体制で臨んでいるにもかかわらず、詰パラ10月号の院8で余詰を出してしまいました。お詫び申し上げます。ショックです。誌上(1月号)には余詰手順の概要を掲載していますが、かなり複雑な余詰ですので、近日本ブログに余詰手順の詳細を掲載します。

指将棋
久留米王位戦に初出場。福岡都市圏予選は優勝するのがなかなか難しいのですが、何年も出続けるといいことがあるものです。いちばん印象に残っている将棋はやはり久留米王位戦で指した将棋。△65銀の局面で大長考の末▲96角と打ちました。相穴熊でこんなところに角を打つのは初めてで、見落としがないか不安だったのを覚えています。以下数手で優勢を築くもその後逆転負け。もったいない将棋でした。




来年も指将棋は続ける予定です。県代表目指して頑張ります。近くの鹿児島宮崎では同年代の若手が活躍していて刺激になりますね。

印象に残った本
今年は50冊ほどしか読めず。来年はもっと読書に時間を使います。

八月からの手紙(堂場瞬一)
あんぽん 孫正義伝(佐野眞一)
銀嶺の人(新田次郎)
何でも見てやろう(小田実)
ソーシャルシフト(斉藤徹)

ということで(?)来年も宜しくお願い致します。

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短評を書かせていただきました。

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