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煙詰創作メモ7

えーっと、早い話がネタがなくなりましたので、とりあえず今回で最終回とします。合駒の話とか、順算で煙らせる話もしたかったのですが、ただの作品紹介になりそうなので。

今回で一応完結という形にしたいと思いますが、また何か「気付き」が得られたときには書き足そうと思っています。あ、もし煙詰ができたときには風みどりさん宛に投稿をお願い致します(笑)

★10月18日追記。一部分かりづらい表現があったので訂正しました。「正確にかいたつもり」だったのですが。

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おわりに


煙詰創作における要点をひとことでいうならば、継続して優王手で逆算すること。また、そうできるように練習することだと思います。優王手・劣王手という観点から過去の煙詰の作品を鑑賞してみると面白いと思いますよ。また、それ以外の細かい技術に関しては、作りながら慣れていくほかないでしょう。まとめると次のような感じでしょうか。
  • 優王手が継続するような逆算の練習
  • テクニカルな側面からのアプローチ
    • 邪魔駒消去
    • 変化割り切りなどの更に細かなテクニック

これらをマスターすればいわゆる「無理のない」煙詰が創れるようになってくるのではないかと思います。なお、今回は触れませんでしたが、煙詰における神の領域(なんだそれ)を目指す方には次のテクニックは必須です。
  • 合駒を逆算で自在に発生させるテクニック
  • 趣向と煙詰を融合させるテクニック(順方向の煙詰創作)

今後の課題(?)


最後に、煙詰作家たちが(もちろん自分も)今後狙っていそうなネタをまとめて終わりにしたいと思います。クエスチョンマークが多いほど難易度が高い(と個人的には思ってます)。クエスチョンマークが3つの条件に至っては正直実現不可能だろうと心の奥底で思っています。
なお、ここでは不自然成駒とは銀桂香の成駒のことを指します。攻方・受方にとっての「自陣のと金」はとりあえず可としています。
これらについては、自分で創りたいという気持ちはもちろんあるのですが、一方で、自分の作品でなくともよいので単純に見てみたいと思っている条件もたくさんあります。皆様是非チャレンジを。
  • 他の趣向との融合(難易度は組み合わせる趣向に依存)
  • 煙詰の最長手数記録更新??(アイデア勝負?)
  • 初形成駒枚数
    • 初形成駒枚数最小記録更新??(現在の記録は柳田明氏「稲村ヶ崎」の4枚)
    • 初形成駒無し煙詰???
  • 玉座煙詰
    • 玉座煙詰(不自然成駒有り)
    • 玉座煙詰?(不自然成駒無し)
    • 玉座還元煙詰??
  • 七種合煙詰
    • 七種合煙詰?(不自然成駒有り)
    • 七種合煙詰??(不自然成駒無し)
    • 七種合都煙詰??(不自然成駒有り)
    • 七種合都煙詰??(不自然成駒無し)
  • 詰め上がりが4枚で、かつ、詰め上がりにおいて大駒を使用しない都煙詰???大駒不使用都煙詰???(正確に書いたつもり)
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comment

管理者にだけメッセージを送る

「玉座還元煙詰」というか、玉座での詰め上がりは絶対性がないので(つまり収束2手前に逃げても良い)、作品としては素晴らしいですが、個人的は煙とは認めたくないです。絶対性がある玉座での詰め上がりがあれば教えてください。

投稿、待っています(^^)。

補足

「絶対性がない玉座での詰め上がり」とは、収束2手前に取らずに逃げると煙にならない(詰め上がり3枚にならない)パターンのことを言います。

>とるな合さん
仰ることはよくわかります。
かの有名な「般若」も絶対性はないですよね(名作には違いないと思いますが)

絶対性のある収束形は幾つか考えられます。
逆算が続きそうという観点からいえば、竜と成香の組み合わせが最有力ではないでしょうか。

>読者のみなさま
投稿、待っています(^^)。

もちろん自分でも創りたいのですが、、、

No title

「詰め上がりが4枚で、かつ、詰め上がりにおいて大駒を使用しない都煙詰???」は岡村孝雄さん作「アツクナレ」によって達成されましたね。

令さんコメントありがとうございます。
「アツクナレ」素晴らしい作品です。
http://yakkun1987.web.fc2.com/kemuri/kemuri07.html
こちらを2月3日に更新しております。
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