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情報の文明学(3)

読了。著者の慧眼に感服しました。面白い本なので何回か読み直したいですね。とりあえず例の如く簡単にまとめてみます。

  • 情報の価値
    情報はモノでないゆえにその価値がわかりづらいという記述が前半にありましたが、ここで著者は情報の価値を定める要因として「独占」というキーワードを挙げています。

    情報の「非公開」は情報の「公開」と表裏一体の関係にあります。有益な情報は、それを非公開にすることで公開の際にその価値に見合った利益が得られるというわけです。しかし、無秩序の社会において情報の流れを管理することは容易なことではなく、このことから、情報化社会において、特許法や著作権法が確立していることは必須事項だといえます。このことについて著者は次のように述べています。

    情報化、あるいは情報社会というものは、この情報の公開性と独占とに対する権力の介入が、正常におこなわれないかぎり成立しない。


    さらに著者は、この役割を担うものこそが国家であると巨視的に述べています。

  • 学問という「情報」の価値
    農業の時代において、学問はさほど重要視されていませんでした。それにも関わらず、多くの人が大学で学業を修めたことは工業の時代の到来を助長しました。過剰教育に思えたこの現象は、社会形態の進化のために必要なものだったのです。そして、このことは工業の時代においてもいえるのではないかと著者はいいます。

    現代の工業自体が、前時代における過剰教育の成果なのである。農業については不必要であった知識、学問が、つぎの工業の時代をひらいたのである。そして、工業の時代において、一見不必要とおもわれる高度の教育が、つぎの時代をひらこうとしているのである。



    現状維持のための教育ではなく、次の段階へ進むための教育。この段落の記述はなにやら箴言的な響きを持っているように感じます。

    次はアマゾン・ドット・コムの光と影を読んでみようと思います。読む本の順序決定は適当で前後に関連性はまったくないので悪しからず。

    潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影―躍進するIT企業・階層化する労働現場
    横田 増生
    4795843422

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