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知的生活の方法

知的生活の方法
渡部 昇一
知的生活の方法


重要だと思ったことは次の2点。
  • 知的生活は自分のためにあるものだ
  • 本は繰り返し読むことが大切だ

    知的正直という言葉がある。知的正直というのは簡単に言えば、わからないのにわかったふりをしない、ということにつきるのである。


    著者はまず、理解度は自分にしかわからないものだから、「わかったふりをしてはいけない」、言い換えると「自分に正直であるべき」だと主張しています。

    また、「子供に対して大人向けの傑作を薦める姿勢が(成人の)日本人の読書生活を乏しいものにしている」と批判しています。それは前述の理由から、少なからず"異常で病的"な要素を持っている大人向けの小説は子供には「わからない」もので、わからないものを無理に「わかったふり」をして過ごしていると、いざ適齢になったときにその面白さを理解することができなくなる、という意味です。

    (外国人に対して日本人は)ほんとうに自分に響くところがあっての勉強でなく、有利な社会コースに乗るための、目先の手段としての勉強という要因が多いのではないだろうか。
    (括弧は筆者補足)


    という推察は当たっていると言わざるを得ないでしょう。

    次に、「繰り返し読むことの重要性」。著者が実体験に基づいて主張する精読の効用は次のようなものです。

    注意が内容の細かい所、おもしろい叙述の仕方にだんだん及んでゆくということになるであろう。これはおそらく読書の質を高めるための必須の条件と言ってもよいと思う。



    これは一回読んで「わかったふり」をしている自分には耳の痛い言葉。さらに著者は、「ある分野の本を大量に読んで要るものだけ手許に残していったら、最後に残ったのは世間的評価のもっとも高いものだった」という体験を紹介していますが、これは精読には「淘汰・洗練」の作用があることを示していると思います。

    全6章のうち前半の2章で印象に残ったことをまとめてみました。すでに全体を読み終えているのですが、物書きにとって蔵書がいかに重要であるか?とか、カントの知的生活の様子…というようなことにはあまり興味がわかなくて、軽く読み流しました。「繰り返し読む」ということを実行に移して、また別の機会にまとめたいと思います。
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