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ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
4480062858

「帯に羽生四冠のコメントがある」と勝手に将棋トピックスに書かれてあったことと、何より内容が面白そうだったので早速買ってきました。興味深いと感じた幾つかの対立構図についてメモしておきます。(My Life Between Silicon Valley and Japanは著者ご本人のブログ。)

●「既存の権力」と「新興権力」
90年代においては、個人が情報を発信することは反応が期待できないという意味で価値のないものであった。しかし、急速なコスト減(チープ革命)によっていまや国民総表現者が到来し、情報発信者は「情報を発信すれば誰かに届くだろう」という希望を抱くようになった。
これに危機感を覚えたのは既存の(情報を囲い込むことによって存続してきた)権力である。最初こそ、新興権力の「信頼性のなさ」・「選別の労力」を盾に自らの存在価値を守ろうとしてきたこれらの権力は、情報選別の技術が向上したいま、揺らぎつつある。

「そんなコンテンツなんて大半はクズなのではないか」というのも権威側からよく聞かれた言葉なのだが、玉石混合の尨大な量のコンテンツの中から「石」をふるいよけて「玉」を見出す技術も、今や日進月歩ならぬ分進月歩といったスピード感で進化を続けている。(P12~P13)

●「恐竜の首」型と「ロングテール(=恐竜の尾)型」
現実社会の企業は一般に「恐竜の首」型で、一方グーグルやAmazon.comといった企業はロングテール型であると言われる。「恐竜の首」型とはヒット商品を大量に売ることで売れない商品での損失をカバーしようとする販売方針で、対するロングテール型とは簡単にいうと、売上・価値の低いものをインターネットという物理的拘束を受けない強みを生かして売り利益を得ようという考え方である。

アマゾン・コム(Amazon.com)は全売り上げの半分以上を十三万位以降の本から上げていると発表したのである。(中略)ロングテールを積分すると、まさに「塵も積もれば山」、売れる本「恐竜の首」の販売量を凌駕してしまうというのだ。(P100)

「情報の隠蔽」と「情報の公開」
情報―例えばアプリケーションであればそのコード―を隠蔽することは企業の基本形態だとされてきた。しかし、これを覆す概念が「オープンソース」に代表される「情報公開」という態度である。この方式の優れているところは伝達速度が速く生産性が向上することだ。ところで、この方式は大人数で情報を共有することから、情報が埋もれてしまう危険性があるように思われる。しかし、そうではない。なぜか。情報が淘汰を起こすからである。この理念があるからこそ、情報公開という形態が存在できるのだといえるだろう。

組織が数十人規模ならば、組織内の全員がありとあらゆる情報を共有するイメージも湧くというものだが、それが五〇〇〇人になったらどうなるのか、なかなか想像がつかない。あるとき私は、グーグルに勤める友人にそんな疑問をぶつけた。彼は即座にこう言った。
「情報自身が淘汰を起こすんだよ」(P84)
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